札幌市大通公園の垂直写真を例に見てみましょう。 (この写真は右が西になっています。) 写真の他に、実はこんなに沢山の情報が写し込まれています。 密着写真1枚の大きさは決まっていて、指標を基準に計ります。 1辺の長さ(指標の中心点間)は22.8cm、対角線の長さは29.92cmです。
水準器の中心と気泡の中心を結んだ線が傾斜方向です。ちょっと古いカメラなら 1目盛り1g(グラード)つまり0.9゚、RC-10以降のカメラなら1目盛り0.5°です。
撮影に行く前に、毎回時計のチェックをします。もっと精密な時間を測定したい時、 例えば洪水の流速の解析の為の撮影の場合は、外付けのタイマーを連動させたり、 また、RC-30以降のカメラでは1/100〜1/10secのタイマーがあってフィルムに数値が 焼き込まれる様になっています。(その他のデータ参照)
高度計の指し示す数値は気圧によって変化するので、離陸前に空港の標高の値を 針が指すように目盛りを回して補正をします。
別に撮影記録をきちんと残しているのであまり使うことはありませんが、 撮影によっては撮影地区・年月日などを記入します。
四隅のマークで、写真の中心点を求められます。1/100mmまで較正されています。輪に刺さっいる4本の線の太さは1μです。
レンズ1本1本に番号が付いています。この番号から、必要なレンズの歪みなどのデータを調べて図化機へ入力します。153.05と書かれているのはレンズの焦点距離が153.05mmと言う意味です。
写真のID番号のようなものです。 いつ・どの地域の・どの地点でシャッターが切られた写真なのかがすぐに割り出せます。
いつ・どの地域の・どの地点でシャッターが切られた写真なのかがすぐに割り出せます。ここにはいろいろなカメラの設定が移し込まれています。 例えば、シャッタースピード、オーバーラップ、電圧、カメラ番号などです。