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    垂直写真の撮影
 
  ――撮影計画図を片手に、コース上を飛行しながらシャッターを切ります。
 
 撮影の際には、空中三角測量や図化を行う際に基準になる対空標識が設置されます。
 対空標識は置きっぱなしには出来ません。撮影のタイミングを狙って設置するのですが、撮影場所・高度に拠っては撮影が困難な場合もあり、1年近くも撮影できない場合もあります。その間、対空標識の設置場所の草を刈ったりして、常時撮影に備えます。

 みなさんも、もしかしたらどこかでこんなものを見かけることがあるかもしれません。これは非常に大切なものなので、壊したり、位置をずらしたりは絶対しないようにしましょう。

 こぼれ話 その1

 牧場が撮影範囲に入っていて、そこに対空標識を設置しなければならない時がありました。牛にはその重要性が分かるハズもなく、放っておくと壊されてしまうので、撮影をする時には、速やかに対空標識の無事を確認し、速やかに撮影し、速やかに標識を撤去しなくてはならないのです。牛には勝てない・・・


 撮影

 地形図に引いたコースの上を正確に飛行するために、現在ではGPSが利用されています。
 GPS(Global Positioning System)の利用はカーナビが有名ですね。
 これは、アメリカの国防総省が打ち上げた人工衛星の電波を受信して自分の位置を知るシステムです。4つの衛星の電波を受信することにより、自分の位置(緯度経度)を約10mの誤差で知る事ができます。
 コースに乗ったら、決められた範囲をオーバーラップを合わせながら撮影をします。

 こぼれ話 その2

 GPSが導入される前は、地形図と実際の地形を対比させながらパイロットと協力しながらコースを追っていました。目標(山・川・道路など)のある地形なら、コースをなぞる事もできやすいですが、湿原など目標の見つけにくい地形を正確に読みとって撮影するのは、職人芸と言っていいでしょう。
はじめに
垂直写真
垂直写真とは
撮影計画をたてる
垂直写真の撮影
斜め写真
撮影
現像
デジタル加工(工事中です)